クルックドゥー!糞尿死から飛びたて!/瓜田タカヤ
ると思った。糞まみれの子供万歳と思っていた。
人はさまざまな瞬間、変わる時がある。それは一本の映画であったり、
どこか遠い旅路の果てであったり、死ぬほど追い詰められた瞬間であったり
極限の戦いの末であったりするのだが、彼の場合は子が糞まみれで死んだ事であったのだ。
一度ボットンの会のメンバー数人と、山へ行った時のことであった。
山林に建つトイレが汲み取り式であったのだ。
彼はそれを見て、会員もいる手前怒らなくちゃいけないなあ。と思い、
責任者は誰だ!と騒いだ。
そこへ、熊をも殺せそうな山男チックな30代であろう柄の悪い男が
現れて、俺が責任者だと言う。
彼は会員
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