クルックドゥー!糞尿死から飛びたて!/瓜田タカヤ
ドゥウ!クルックドゥウ!」と鳴いた。
おじさんは直ぐに逝き、俺の磨耗した内部の肉がぬるい液体で強く湿った。
おじさんは舌打ちをし、「コレじゃないか」と言った。
まるでそれは、
自分の初めの目的とは違うことに使用してしまったけれども
料理用に鳩を弄繰り回した挙句に、決断した言葉であるかのような
一人言い訳ゲームのようであった。
おじさんに子供はいない。正確には、いたのだが死んだのだ。
子供が三歳にのときに、汲み取り式便所で糞尿を排泄していた子供は
誤って落ちてしまった。そして糞尿にまみれてしんだのである。
それからこのおじさんと妻は、悲しい我が子の事故死を、
もう二
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