BUMP OF CHICKEN/葉leaf
だった、そういう全てが、水底から浮かび上がり水面で光を浴びて、BUMP OF CHICKENのリズムでなめされて、語りの渦の中でひらりと翻身する。他人の列から美しい偶然のようにはみ出してしまった君が僕と手をつなぐ。失くしたはずの子供のころの夢は宛名のない手紙として再び僕に戻ってくる。一度死んだ心臓は生命の初源に回帰することにより傷口を正しい言葉に変えてよみがえる。でたらめの地図に従って遠路を行くことによりそれを構成する空間から歴史の美酒を受け止め続けていく。すべては花の名前を遍歴していく変化のとりこだが、そんな変化を物語る僕は、いつまでも変わらない孤独の密林の中で、いつまでも変わらない星の光を灯し
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