パンティラタウン/竹森
 
よりも遥かに小さい。私が壁面に書いた文字「あの森の奥まで急いで逃げろ!」。満月の痙攣を浜辺で海が波として請け負っているという情報が二つの耳たぶにイヤリング式にぶら下がっている。それを見ても、いいか、決して焦るな。

パンチラを許さない微粒子の微細な振動。
どうかあなたのパンチラを許してやって欲しい。
あなたのその寛容な心であなたのパンチラを許してやって欲しい。
私はあなたのパンチラを見とどける。
私の購入した縞パンとあなたのふとももで奏でるパンチラという共同作業。
誰にも明かしていない私たちの関係をそれと知らずニヤリとする馬鹿どもを見て私たちはそれ以上に内心でニヤリとする。
夜にな
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