いつまでも人を憎み続ける/竹森
ば立ち昇る微香を一心に楽しむように。
俺がコンビニエンスストアよりも郵便局よりも図書館や書店を好むのは、分類され仕分けられた書籍によって、非常に俺好みに人々が仕分けられていくから。奴ら、ある規定された空間の中で、選定するという事が同時に選定されているという事に、それによって俺の軽蔑や寵愛を受けている事に気づく素振りすら見せない。
俺は俺の肉体をバラバラに引き裂いては値付けしていきたい。醤油浸けにした心臓と脳みその瓶詰めに一番の高値を!そして俺のペニスと睾丸とそれらを包む分厚い皮を茹で上げたものを満面の笑みで食する何も知らない少女にはどうか称賛を!
うるせえ。俺がお前に望むのは失望
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