友だちの友だちとしらない友だち/さわ田マヨネ
 
らいしてミネには彼女ができる。
バイト先のかわいらしい後輩の女の子で、
その子は伊田峰のことまさくんって呼んでいた。
思ってたのとはちがう系統の人で、
僕にはそれがなんだかショックだった。
もっとこう、
おねえさん系じゃないのかよ、
ということをさけんでしまいたかった。
とりあえず僕は僕にとってのミネ像を、
早急につくりなおさなければならなくなっていた。
すこしあたふたしてしまったのだと思う。
今まで出会ったことのある「ミネ」「カマター」「まさくん」を合体させて、
そうやってベッドの上にねころがって、
僕の脳内で「イタミネーター」という存在がうまれる。
うまれたのはいい
[次のページ]
戻る   Point(3)