友だちの友だちとしらない友だち/さわ田マヨネ
 
うどんにバターをかけて食べていたことから「釜揚げバター」の称号を得て、それがちょっと短くなったという、いわゆるエピソード由来のあだ名だった 、かさぶたがはがされていくのをみつめているような そんなまなざしでもって、僕はしょもこさんから伊田峰のしらない部分をし る、 僕としょもこさんに挟まれて気恥ずかしそうに座っている伊田峰は、「ミネ」と「カマター」のハーフ&ハーフみたいな状態だ 、お互いの領分からお互いにとっての伊田峰がトークとしてひときれずつこだしに差し出されていく、それをみんなでパクついていた、 なかばピザの権化と化していた、僕の目にむすばれていく伊田峰の像には、 だからどうしようもなくパーテ
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