詩のレシピ(改)/hadukino
 
まかしてしまった。お気に入りはなかなか渡せないね。

背中が敷かれた石畳に詩想の落ち葉が降り積もる。楓には記憶。銀杏には祈り。メタセコイアには安らぎ。桜ですら紅く色づいてきれいだ。何か言いたそうにしている顔。沈黙を打ち破る、ちから。意味を持たない街の名。いっぱいにひろがって。いっぱいにあふれる。


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V.旅程
眠りに就いて歌紡ぐ。旅。より確実に。機を逃さず。探求し。好奇心は。より深く。なお廻る。LIFE ON MARSの夢が連なる。とても普遍的な言葉で、あなたはそこにいる、と告げている。初めてアイスクリームを頬張ったときの
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