詩のレシピ(改)/hadukino
 
ス。テキーラの飲み方が違うと教わった。お前の全てをたたきつけろ。そいつがカッコよければ自由になれる。モノにしたいスタイルが増えていく。

裏表がなくなった関係に途惑う。一気に飛び越えようとすると却って躓いたりする。どこかで洗いたてのシャツが風に翻るように自然に。まだ知らないことは隠しごとのように肩を寄せる。メロディは浮ついているよりも足音を刻むようにいたい。次のアルバムを手にするまで。

日暮れの波を縫う声色は言葉の色と思っていた。梟の名はミネルヴァだったかネストルだったか。もう一度問いかけ直す。上塗りする前の構図は何だったかな。いいところ見せたかったんだ。力及ばずに柘榴の割れた様でごまか
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