詩の試みー知りすぎている貧しさの中で mixi日記より 2010.12.9/前田ふむふむ
葉を相対化してしまうということです。
当然のこととして、あまりにもあり過ぎるのです、あり過ぎるものの中から、
言葉は、次から次へと処理されて、振るいにかけられて、平面的になり、表面の肌触りが外見的に似てきていて、
差異は困難になり、
違反は限りなく少なくなり、いったい何を違反するのか、
違反という言葉すらも、相対化されて、いかがわしく説得力のない言葉に見えてしまいます。
現代詩は、どこに居場所を求めればよいのでしょうか、
瀬尾育生が、21世紀の若い詩人を定義して、「いかに差異化するかということに敏感であるところが共通である、としかいえないような同一性」といっているのです
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