詩の試みー知りすぎている貧しさの中で mixi日記より 2010.12.9/前田ふむふむ
 
の豊富さと多様性は、あらゆる媒体を通して、相互に打ち消しあい、抽象的な意味を与えて、言葉を無力化して、言葉を相対化する方向にむかっているといえると思います。
だから、僕が「この薔薇は堅い」といっても、そんなものは、瞬時のうちに
色あせて、べつの角度からみれば嘘っぽいものになってしまうのです。
つまり、新しい言葉が、違反しても、膨大な情報社会は、自らの持つ価値の否定性で飲み込んでしまって、その情報社会がもつその情報自体も、別の情報に価値で否定されてしまう、混沌とした多様性の中にあり、安定性を求める社会が、急速な速さで、これは大衆的な一義性といっても良いかもしれませんが、逆に、多くの言葉を
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