宮澤賢治に寄せて/嘉村奈緒
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きしやは銀河系の玲瓏レンズ
巨きな水素のりんごのなかをかけてゐる)
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青森挽歌は「いいよ」と言われて初めて読んだのだけど、この詩はなかなか曲者です!!!よ!!!とりあえず水素のりんごのなかってあたりでキュンキュンしますしね!途中でね、「ギルちやん」てのが出てくるんですけど、もう唐突すぎて目が離せないわけなのですよ。「ギルちゃんて誰!?」みたいなね。でもこのギルちゃんの件もとても素晴らしいの!!「ぼくたちのことはまるでみえないやうだつたよ」とか「ギルちやん青くてすきとほるやうだつたよ」とかね!!!ギルちゃんが誰だとか最早問題じゃなくなってきているわけですよ!すごい大好
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