【HHM2参加作品】すべてはネット詩に回収され、しかしここはまだ砂漠だ/KETIPA
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ここはよく傷む 果実ほどの自然で
やわらかく、落とせばすぐにはじけるだろう
(ピアノは死のまねっこだよ スカーレットは恋のなまえ)
でたらめだけを言って、いもうとのように悲しまれたい
(黒崎立体「死にたくないけれど悲しまれたい」『終わりのはじまりVol.5』より)
ネット詩というのは本来とても恐ろしいものだとおれは思っていて、
インターネットなる無限増殖回路にひとたび組み込まれれば、
すべての、
ありとあらゆる鑑賞可能な対象を、
「ネット詩」に変質させてしまうことができ
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