川柳が好きだから俳句を読んでいる(11、八木三日女が死んでしまった)/黒川排除 (oldsoup)
 
作品を書くだろうしな。そこへ来ておれの好きな俳人だとか俳句界全体は完全に高齢化社会の吹き溜まりなので、いつでも誰かが死にそうだ。チキンレースだよ。おれたちゃいつでもギリギリなんだ。だからとにかく褒めるしかない、おれは褒める、老人は動けとこういうわけだね。まあそういう意味では、まず間違いなく目に止まってないとはいえ、生きているうちに八木三日女を褒められたのは良かった。

 八木三日女に対する評価はあんまり変わっていない。くわしくは前書いた文章を読んで欲しいけども、現代人にはそんな暇はないでしょうから、ざっくばらんに書くと暴力性が徐々に幼児性に変化していった、みたいな評価だ。五冊、全句集を含めれば
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