詩人女子/yamadahifumi
と
・・・それで、書き終わると
私はふうーとため息をつきます
その時、世界の色は
私が詩を書く前とほんの少しだけ
異なって見えます
それは何故か青みがかった色調
いつか、あのピカソも
こんな風に世界を眺めたのでしょうか
詩を書き終えると 私は
コーヒーを飲むためにリビングに降ります
それから、私の大好きな弟をちょっとからかって
それから、お母さんにうんと甘えます
年不相応に
あと、お父さんには
テストの点を知られないよう要注意
そんな私・・・そんな普通の私
でも、言葉は非凡
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