詩人女子/yamadahifumi
そんな気が今の私には・・・するのです
もし、この先、私の気が狂う事があっても
私は少しも驚かないでしょう
だって、元々、狂気なき世界には
何の価値もないのですから
ですから、私の中の詩人の私は
あんなにも私に叫びかけるのです
今日も
明日も
・・・リビングでは母と弟が一緒に
NHKのドキュメンタリーを見ています
・・・何を見ているのでしょう?
私、気になるから
それを見に行きます
そして二人の間に割って入って
三人仲良くテレビを見ようと思います
この世界を一瞬で捨て去る
そんな少年の『詩』を
書いたその後に
・・・そうです、私は幸せです
詩人としての私を除いては
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