poetarot(法王のカード)保存版/みつべえ
北風、そのとき。樹木は、いっせいに。衣服をぬぎすて、すっ、ぱだかで。冬に、真向かう。試されているのは。あなたという名の、わたしであり。あなたたち、と。呼ばれる、わたしたちである。
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絵画や音楽。と同じように、詩の言語は。多分に象徴的だ。たとえば読者としての私。は。詩にモラルや処世訓を、期待している。わけではない。というか、その詩の言葉の意味に感動する。のではない。詩は散文ではないのだ。そのことを、本当に。分かっている。人は少ない。
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もっと、シンプルに。信者を管理したい。死にゆく者らには、祝福を。巨大な組織こそ、愛である。問うことは、資源の無駄だから。秘密の保持は
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