ユミ首/鯉
が陰毛だらけの布団や蛆の這う弁当の殻が不吉なほどに美化されて俺はそれでもカップ麺をズルズル。猿は俺のズルズル記憶の間に漂う一種のズルズル幽霊あるいは亡霊ズルズルではないかと俺はズルズル思ったズルズル。そして俺は子供のズル頃にズルズル上野ズルズル動物園ズーッでズルズルズルズ殺し合うズルズル猿の群れを見たのをすぐに思い出したズルズルズルズルズズーッ。猿はストレスから共ズル食いをはじめそのとき休憩所でズーッコーヒーを飲んでいた飼育ズーッズーッ員の心など知ることズッもなく互いの喉を食おうとゴッホゴホホッオエッしていた。俺はサテこれはあのときの猿かねと思って記憶を更に巡らすのだがしかし俺が自涜に耽りながらそ
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