あのころ/にゃんしー
からだも
すこしは強くはなっていくだろう
ヒーローになれるなんてちっとも思ってないけど
あの城の奥を目指してる
どうしても越えられない壁もある
もうやらねって投げたあした
それでもわきたつ不思議な感情
夜中にこっそりスイッチオン
セピア色の空の下
16色の物語
プラスチックの思い出
どっかから聞こえる「がんばれ」
あのころぼくらが過ごした日々は
とっくに壊れて動かないけど
たまに思い出の中で聞こえる
8メガビットのラブソング
あのころぼくらが見ていた夢は
赤いへんなヒゲのおっさんにたくされていて
あのころぼくらが感じてた不自由は
深い城
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