悠久かくれんぼの拡散/ゴースト(無月野青馬)
 

パパの代わりにもなるって言ってくれたの
だからね
私は残りの半年頑張ろうと思った
それで
学校にも行った
教室で授業も受けた
嫌がらせも絶えた
「彼女」は必死で
「ボビー」の使いパシリ達から私を守ってくれたわ
(そして)
(「ボビー」に操られてしまっていた)
(あのグループの人達を懲らしめてくれた)
(けれど)
(その時に)
(私は)
(操られていた彼等に同情したの)
(そして)
(「ボビー」がいけないんだって思ったの)
二日後
「彼女」の雰囲気がおかしかったの
「彼女達」の雰囲気も変だった
そしたら
「ボビーが来る」って言ったの
「ボビーが、ケイ
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