悠久かくれんぼの拡散/ゴースト(無月野青馬)
ち替わり
私を励ましてくれていたの
でも
あの日
あの日
あの日
あいつが私の前に現れてから
この幸せが続かなくなってしまったのよ
あいつ
あいつ
あいつ
「ボビー」と呼ばれていたあいつが
私を、私達を狂わせたの
あいつは
あの憎いグループの人達を使ってきたの
止まってから半年も経たない内に辱めが再開されたの
この時に私は
学校を辞めたくて
辞めたくて堪らなくなっていたのだけれど
けれどね
「彼女」が「彼女達」が私を止めるのよ
慰めるの
「学校を辞めてはいけない」とか
「貴女は一人ではない」とか
言ってくれるの
ママも
私を応援してくれていて
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