19歳の季節。恋をしていました/凍湖(とおこ)
一日を切り開くため自分の意思で
雲海にたつが走りてごろろろとやって来るんだ初夏の夕暮れ
しんぞうが勝手にいたがる もういっそむね取り出して洗ってやりたい
石鹸の泡の虹見て永遠に記憶留まる予感に刺され
あぁあなたと抱き締めあう瞬間の昂まりはもうとわに残りて
雷が駆け抜けてゆき磨かれた夕陽が街の隠れ顔映し
祝日の服知らぬ間にシンクロし、繋がっているわたしと君
寂しいと言うまい君を思いつつ片付ける部屋すきが生まれる
あなたから貰いし熊のストラップ手を繋ぐよにそっと握るよ
目の前にすると言葉にならなくて 唐突なキス、
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