箱庭にて 黒傘の似合う男の子 桃色の似合う女の子/黒ヱ
くれる温度
それが待ち侘びた春 硝子玉 投げて
離れる隙間の無く 繋がり 結ばれ
この先に在る 赤い縁の為だから
花びら 吹く風に乗り すすめ すすめ
それがどの道の 咲きの終わりだとしても また
早咲きの夢抱え 互いが照らし
満点の星空も晴らしてしまう 緑の道 二人の笑顔
黄昏の園に 嬉し悲しの蝶が舞う
辿り着いた二人の迷子が ほら笑って
音 口ずさむ度に 重なる音色
「素晴らしいこの世界で見つけた 素敵な思い出」
過ぎ行く季節は吹くよ 綺麗なお花の頃
「そうさ いくぞ すぐに いくから」
涙堪えて 波を縫って
「さあ
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