絶滅危惧主あとインドラ/
 
鳥の腿肉が宙に浮いたままで歩いてるパンプスめがけて
時速455で垂直落下する縦糸のみグラフ
骨盤を露出した骸骨の群群をいくつもの過去という風が
泥舟の中に置かれたそぶりで追いかける
が、ゼンマイ仕掛けではないのだ
鳥の腿肉は三面の共振を絶えず放っている

ディスコホールはリピートする
騎乗位が終わる度にアトラクションみたいにまた始まる
マジックミラーでフィードされた滑走路を
生肉のスピードだけが走っていく

道路は一瞬のうちに喫煙された
標識のすべてが三日月だ
「にゃう」と猫がうすく鳴いている
骸骨の群群は土を丸く被るのに忙しい
張り型のかたちになる

有機的な
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