川柳が好きだから俳句を読んでいる(1、野村満花城のこと)/黒川排除 (oldsoup)
時期身をおいただけなのに勝手に石川の地名を冠された作家もいた。その十六番が「近代詩」だった。これはブックオフや古書店で見たことあるひとならわかるかもしれないけど、全集ものってやつは大概その連番の最後にこういう詩集や句集をおくわけ(ちなみに筑摩書房の現代詩集・句集・歌集はこの手のものにしてはいずれも内容が秀逸、現代歌集の新短歌抜粋は異様にトチ狂っている)。でその、現代詩集の中身をパラパラめくって、こりゃ面白いアンソロジーだと思って買い、家に帰ってジロジロ見ていると、買った時より強く面白さを感じた。それで、その日のうちに、その横にあった「近代短歌」「近代俳句」「近代川柳」を買って帰った。それでそれで、
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