戯曲(習作つづき)/星☆風馬
たんだが、自分につき刺さってしまったぜ」
奈津「お湯ね、それからきれいなタオル。そしてお酒かな。今持ってくるから」
龍児「奈津。おれって死ぬのか?」
奈津「破傷風になったらね」
龍児「血が止まらない。ズキズキ痛みやがる。
あと1800円で花火の大筒が手に入ったんだが、このとおり、しくじった」
奈津「そんなこと、気にしないで
でもいつか、目もくらむ、どでかいの、見たいわね
わたしがおばあちゃんになっても待ってるわ
ドッカーンって爆発して、みんなおばあちゃんとおじいちゃんになって
ビックリ玉手箱が開くんだわ
大丈夫?(奈津、龍児の傷を拭う)痛く
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