僕が思う現代詩と合唱の関係について(4)/赤青黄
これは、この本屋に限ったことではないだろう。
三省堂の本店だとかジュンク堂など、本の蔵書がかなり豊富な本屋、特定のジャンルに特
化した専門店などは別として、大衆向けの本屋では詩に関する書籍が殆どないのである。
本を扱う「書店」にすらおいていないのだから、これは確かに「現代詩の危機」であると
言わざるを得ないだろう。
なぜ、現代詩はこのような状態におかれているのだろうか。
それは現代詩をそうさせる「理由」を現代詩が解決出来ずにずるずると引っ張っているか
らである。
その理由は様々あるだろうが、中でも「現代詩=難解のイメージという偏見」が主な原因
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