ポイントいりません(ツイッター)/モリマサ公
 
シートをひろげた
できそこないの空
しわがひとつもよらない
濡れた瞳の上に
ぼろぼろと文字がこぼれていく

あれはたぶんどこでもなかった
つぶやいたとたんに
広がっていく
わたしたちの皮膚

なんども
なんども
くりかえし
震えている
ぶるぶるした
どこまでも長い
終わりの無い
足で
見つめている風景に
落ちていく


重ねあわせていく数秒先の未来
舞っている枯れ葉
運命の終わりと始まり
三月の水
いれかわりつづける現在
日差し
犬の遠吠え
月はまっしろく
巨大で
かすかに揺れながらおまえの
頭の上に
張り付くんだよ

おもち
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