髑髏/в+в
に飽きてしまう
それからは、たくさんのスプーンで
どうみても美味しくはなさそうな
目の前のビーンズをすくっては
お互いの口まで運ぶのをくりかえす
でもけっして噛んだりはしないんだ
だから、ふたりの頬が
ひまわりの種をほおばったリスみたいに
まんまるくふくらんでいく
なんかの苦行みたいだな
いよいよこれ以上は
口に入らないよ、ってとき
終了の合図みたいに
この世界がおわる
そう、突然なんだけど
実際そんなもんだとおもうよ
世界のおわりって
その理由はよくわかんないけどさ
顔を見合わせるふたり
きみは満面
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