髑髏/в+в
満面のぎこちない笑顔
たぶん、自分も同じような顔をしてるよ
まあ、笑うしかない状況だし
なんせ頬が思いっ切りふくらんでるから
で、そのときに
秘密のすべてが明らかになるんだ
すべてっていうのは
すべてっていわれて
いまきみが想像したやつすべて
とにかく全部、いまさらだけど
なんていっても終わりだしね
それから、とりあえずな感じで
ようやく口のなかの
ビーンズを少しずつ飲み込んでいく
味はなんとなくピーナッツバター
みたいなのを想像してくれ
喉がけっして渇いたりしない特別製だ
ふたりは細かいことなんて
どうでもよくなってしまって
あい
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