26歳の老後/komasen333
 
る海外組



エントリーシート延々書きながらこれでいいのか自問自答



持て余す時間を埋めるものはもう詩歌を書くことくらいしかなく



二十五で遠い老後の先取りをするかのようにひきこもり続く



才能がないとつぶやく労力は惜しまぬくせに努力は皆無



平日の真っ昼間から両親と外食のため助手席に乗る



しわくちゃに稟議書丸めゴミ箱へ投げてはみるが入らぬ夜更け



挿しかけのコンセントへと伸ばされる仔猫の爪が土曜を暗示



ベランダでスキニージーンズ持ったまま飛行機雲を見送
[次のページ]
戻る   Point(2)