(批評祭参加作品)観察することば/石川和広
そもそも、僕や他の職員が、障害者の自立を勧める前に、僕らが、そのことをどう考えてきたか議論しにくく感じた。しかし、自分が考えることが出来ないままに、障害者の自立なんて偉そうに社会に訴えたり、出来るのか?という持論を持っていた。
しかし、そういうことも、ズルズルに、なっていき、グループホームの雑務にのめり込み、
その頃、一緒に暮らしていた女の子との関係も、どうして良い川からなくなりかけて往くとき、強迫神経症が来た。ウツ状態とも云われた。
しかも、その当時の彼女に連れていってもらった病院で、休職するなら、いつでも診断書を書きますよと云われても、仕事を続けて、そのうち辞めるしかないと思いつめ
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