(批評祭参加作品)観察することば/石川和広
情の絡み合いによって、いつまでたっても、話が進まないことが多くなり、この停滞がお互いの感情を更にぐちゃぐちゃにする。お互いの生の条件についての真摯な話ができんくなる。
世に言う。ひきこもりや、障害者の自立、だけでなく、普通の自立をも、厄介にしている普遍的な現象が、そうだ!僕にも来ていると意識するまで、大学でてから、九年たって、
やっと僕にも、実感されてきた。冷静に文章を書いているように見えるが、僕は相応に、この事に目を向けがたかったし、父親も、そうなのかもしれない。
わかんないが、たぶんそうだ。
以前僕は、重度心身障害者施設で働いていた、精神的に葛藤を抱えながらだが、働いた。
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)