剰余のゲファーレン/青土よし
いずれにせよ、あなたがこれらを何と呼ぼうと、私は抱擁によって歓迎するだろう。
2.
思考は憂鬱に向かってのみ開かれている。残虐行為の連続と、宗教経験の断絶。柔らかさと喜悦の為に開催される殺人ショウは、あなたの右目を厳重に保護する(それも、破格の値段で!)。観衆は、あらゆる否定に絶叫する。これらの死に意味は無い、あなた方がどう感じようとも。沈黙は加速度的に抽象化され、感官は憎悪のメタファーとして放置される。崩壊によってしか創造されない理解であるならば、ピストルは常に私を撃つべく存在するだろう。選択は「自らの手で」、裏切りは「愛する者の足で」。価値の鬱積と無価値であることの傲慢さ
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