きみらの贖罪/HAL
 
きみらはすでに分断されているのに
本当は分かっているのに悪足掻きをする
でもそれはきみらが利用され育ててきたものだ

ひととひとの実は大切な繋がりや絆を
きみらは重いとかウザイとして殺してきた
その咎を受けるのは当たり前なんだよ 

そしてそれを求めるひとを
寄って集って苛めることまでしてきた
それに負け自殺したものには心も寄せない

きみらが歳月を重ねていくなかで
いつかきみらがきみらの過去を振り返ったとき
一体そこに何を見るのだろう

きみらが見るのは未必の故意で殺した心の屍ばかり
でもきみらはそれを為したものが
絶対にきみらだと想わないし感じない


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