山田せばすちゃんショウ・・・何回目か忘れた(苦笑)「酷評の彼方に」/山田せばすちゃん
いこといえばおあいこなんだろうけどさ。
「作品」というものは実は作者によってのみ成立するのではなく、(そりゃ作者が書かなきゃ何も始まりはしないけどさ)読者がいて初めて成立するものなのではないかなどと、実は俺は思っているわけで、たとえばその伝でいけばいまだ作者以外の目に触れたことのないいわゆる未発表の作品なんぞというものは実は「作品」ではなかったりするのかもしれない。もちろん作者が作品の第一の読者である以上、作者=読者という関係においてはその作品は「作品」として成立してはいるのだろうけれども、たとえばいまだその作品を読んだことのない俺との間では、その作品は「作品」として成立していないのではない
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