はたして文学極道は本当に滅亡するのか/kaz.
る権威と、文学作品との間の結び付きは全くの別物ではなく、むしろ機械のほうが文壇の存在によって支えられているのだ、文壇は機械を評価する機構なのだ、という主張が考えられるだろう。さて、以上のようなやり取りを、今の文学極道に対しても当てはめてみよう。
文壇が権威を維持できているのは何故か、という問いが立てられたとき、次のような応答がなされるだろう。そもそも文壇が維持している権威と、文学作品との間の結び付きは全くの別物ではなく、むしろ文学極道のほうが文壇の存在によって支えられているのだと。だから、どんなに頑張ったって文学極道が文壇の権威を乗り越えられるわけがないんですよ、ということになる。
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