秋の罪/攝津正
出しゃばって人の絆を壊し続ける
二十一日月曜日
精神を病んで夢ばかり見ている僕はただのおマヌケ
早朝に目覚めてジャズばかり聴いてる僕は早老なのか?
戯れに与謝野晶子を読んでみる奔放にして雅やかかも
恋人のmailを待って焦ってる君の気持ちが変わらないかと
恋愛に現(うつつ)を抜かす僕だから夢から醒めず酔って死ぬかも
二十四日木曜日
あの人もまたかの人も友でなし連絡しても返信はなし
歳月が人と人とを引き離し切れた絆は二度と戻らず
旧友を失うことは辛くてもこの現実を受け入れるべし
初めから独りと思えば怖くない孤独を求め孤独恐れず
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)