秋の罪/攝津正
ても何もできずに俯いている
十五日火曜日
邦人のpianoを聴いてjazzってものの輝きを知る
pianoの音(ね)響く部屋にてPCに向かって明日の受診を想う
わが病い贅沢病と言われても治すすべなし医師もわれらも
抑鬱の続く時間に射し込むはjazz pianoという音楽の光
十八日金曜日
僕を指し「汚い」と言う君らこそ己(おの)が姿の醜さを知れ
僕はただ彼の言葉を信じてる彼がいなけりゃ生きていけない
彼のこと想えば胸が熱くなる通い婚に似た僕らの恋路
三十路にておかまの道に目覚めつつ彼の体を受け入れている
ドヤ顔で馬鹿な「倫理」が出し
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