秋の罪/攝津正
 
う誰が呼んだか

わが恋が終わるとしたらわが生も終われとばかり佇んでいる

「生きられぬ」わが人生は暗いもの挫折ばかりで成功はなし

わがこころ親も知らぬと思うけど誰も知らずに済めばいいのだ

これほどの苦しみに堪えてきたわが半生を棄てようと思う

仏にはなれぬ修羅のわれゆえに冥府魔道をただ独り行こう

苦しさを語ることにて和らげるUstreamも今は厭わし

生存を否定してきたわれならば最後を自死で飾るのもよし

魔性ゆえ生きることすら許されぬそんな姿に僕はなったよ

花と散る機会ないからだらだらと生きているのも惰民の証し

食い扶持を稼ぐように言われても
[次のページ]
戻る   Point(2)