秋の罪/攝津正
う誰が呼んだか
わが恋が終わるとしたらわが生も終われとばかり佇んでいる
「生きられぬ」わが人生は暗いもの挫折ばかりで成功はなし
わがこころ親も知らぬと思うけど誰も知らずに済めばいいのだ
これほどの苦しみに堪えてきたわが半生を棄てようと思う
仏にはなれぬ修羅のわれゆえに冥府魔道をただ独り行こう
苦しさを語ることにて和らげるUstreamも今は厭わし
生存を否定してきたわれならば最後を自死で飾るのもよし
魔性ゆえ生きることすら許されぬそんな姿に僕はなったよ
花と散る機会ないからだらだらと生きているのも惰民の証し
食い扶持を稼ぐように言われても
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