さよならパリ??高塚謙太郎とボードレール/葉leaf
とき、人間はそこに不連続性を感じる。論理や物語の筋道通りに進めば文は連続的だが、列挙においてはその筋道が複線化するからである。「空の無窮」「雲の移動し行く建築」「海の移り変る色彩」「灯台の灯の燦き」、これらは論理的・物語的に等置であり、その列挙は不連続感を生む。つまり、詩の音楽性の構成要素は単語というよりはむしろイメージであり、イメージの不連続なつながりが心地よいメロディーを生む。そして、それら列挙されたイメージは「プリズム」という不連続なイメージによって比喩されることによって、心地よい和音を生む。つまり、ボードレールにおける詩の音楽性は、(1)描写や修飾の列挙による不連続なイメージで構成されたメ
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