詩作行為の倫理学/葉leaf
対象の結びつきは弱く、howとwhatは可分である。
だが、選択の仕方が具体的なものであるとき(例えば「生理的で生々しさや醜さを感じさせるように」など)は、選択のスタイルによって選択される対象はかなり限定されてくるので、howとwhatは不可分になる。
スタイルとは選択・描写の仕方であるが、場合によって、それは、選択・描写の対象と不可分である。それゆえスタイルを論じる際には、形式だけではなく内容についても論じる必要が出てくる場合がある。
1.3.複数種のスタイル間の相互浸透
倫理学には義務倫理学(deontology)と、価値倫理学(axiology)・目的倫理学(teleo
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