詩作行為の倫理学/葉leaf
性的スタイルが規範や格率に格上げされるということはあるわけで、それらを判然と区別することは困難である。
1.2.howとwhat
さて、行為には対象がある場合とない場合がある。詩作行為に限って言えば、それには対象があり、その対象とは語であり詩行であり詩である。詩作行為において、スタイルの問題は、まずは(1)対象(what)をどのように(how)描くかという問題である。さらに、それに先立つものとして(2)対象(what)をどのように(how)選ぶかという問題もある。
howの問題がスタイルの問題である。そして、whatとhowは様々な抽象度を持ちうる。
うつらうつらと雨の滲
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