ぼくは電話で話したかった/天野茂典
かない
からだ 70年代あんなに活躍した詩人もいまは孤高だ
友達もなく 仲間もいない こうしてパソコンやってるだけだ
ここではすこしなじみができた うれしいことだ
声をかけてもらったりしている おたがい顔は見えないけれど
なんかこう伝わってくるものはある 思わない収穫だった
かんしゃしてあまりある
ぼくはあまり私信をださない 受けるほうが多いだろう
書いてるばかりであまりひとの作品を読んでる暇がないのもひとつだ
それから嫉妬心やめんどくさがり屋の一面もある
できればもっと大勢の人に私信をだしたい
いろんな人と友達になりたい
そ
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