奢った者/くさいきれ
 
ではなく
ちょん切ってしまいたいのではなく
やり直せたらと思っていたんだ
まわりと繋がっていたいんだ

たまたまアルバムを開いた
忘れていた楽しかった日々があった
意外とたくさん
記録媒体が無ければ
思い出の品が無ければ
簡単にどこかに埋もれてしまう私の記憶
まず、この思い出を糧に生きよう
いつかは楽しいことがあるかもしれないと

こんな自分でも生んでくれた親がいる
あんな親でも あの人たちの人生を否定したら可哀想

では、生んでくれた人も 育ててくれた人も
みんな突然いなくなってしまったら
今、自分がいきているのか、死んでいるのか、
何が在って、何が無いの
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