目玉焼きと会話/榊 慧
 
を書こうと思った。けどこのとき僕は既に読解能力と呼ばれるもの、例えば現代文の問題を解いたりということが苦痛だった。そして痙攣がしたりするようになっていた。タイピング能力も格段に落ちていらいらさせた。三行以上の独自の文章を以前のように書けなくなっていた。僕はなにもできないと本当に告げられた。熱田神宮で人々が賽銭を投げていたものとか聖書に出てくるなにかとかそんなようなのを総称したようなものに上から。なにもできない。死にたい。死にたい。死ぬしかできない。死んだ方が、だから死にたい。僕は大麻とか覚せい剤とかが手に入ればすると思う。ルートもわからないしきっと高いだろうからやらない。死んでみたいんだ。「死んで
[次のページ]
戻る   Point(2)