金魚/藤鈴呼
気持ち
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窓を開けると
川の南側は 何時も 雲っている
いえ 天気の話じゃあ ございませんの
何かの煙か霧が 立ち昇る 風景
これは もしかして 温泉だろうか
あの辺りには 天然温泉が あった気がする
「掘りゃあ 何処でも 出るんだよ」
なんて言った あなたの言葉を 思い出しながら
もしかして 野焼きか 火事かと
思考を 巡らせながら
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低い位置に揺らめく月は 籠のよう
陽炎の消えた 喧騒街に 揺れる灯と相ま
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