燃えないごみの日/salco
に据えられる、この一点にこそ
自己の集約・普遍がある
滅びても尚甦り
時を超えて呼応を続ける永遠がある
無明の未来を恐れて何になるだろう
今日まだ存在せぬ明日もまた虚であり
実ではない
幽霊を予知するばからしさ
なるほど先は不可知の虚ろであり
崩壊の轟音に満ちているのかも知れない
またそこに身を潜めている死が
実存の帰着点であるに変わりはない
私達は必滅の口へ時々刻々と
予告も猶予もなく運ばれるだけではある
魂という概念が人体機能の何に仮託されているのか
私は明確には理解できない
いわゆる死後生も信じていない
臨死体験の画一性は脳内麻薬のメカニズムでも説明され
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