永久の春の国 / 霊魂/salco
 
生まれた時から    いたずら娘の唇寄せて一心に
目を開けていたので    一体何を囁いていた?
何てこの子はまあ、
賢い子になることだよ、と    それからお前はまた笑い出し
それからお前は    お外へ遊びに出てしまった
やっぱり賢い子で    王子も二度とお前に会えまい
その目で何でも見つけ    遠い遠い、行くべき所へ行ったのだ
してやったりと    それもお前は知らぬこと
何でも捕えて来たものだ    小鳥の骸にそっくりな
         心を離れた魂は
何を見て来た    愁いを知らぬ頃のまま
そして何を知った?    花環でおつむを飾る身支度に
言うてごらん
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