お前が世界と戦う時は 2/テシノ
 
いきなり現れる「確信犯」という言葉だが、誤解されがちなので一応解説しておく。
よく見る誤用は「悪い事と知っていながらわざと罪を犯す」という意味で使われるものだ。
これだと犯罪者に「悪いという確信がある」事になるわけだが、実際の意味は逆となる。
自分の良心や信条に従って正しいとした行為が社会的な法に触れた場合、つまり自分の行為に「良いという確信がある」のが確信犯なわけだ。
本人が法に触れると知っているかどうかは関係がなく、またこれも誤解されがちだが、政治的思想犯だけに当てはまるというものでもない。

さて、何故わざわざ全文を紹介したかというと、この文章は前半のみの場合と全文の場合とでは全
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